あなたの不安は「具体的な不安?」それとも「漠然とした不安?」

2025/12/05 ブログ

受験生が感じる不安にはおおまかに2種類があります。

具体的な不安、つまりどの科目のどの単元ができていないのかがはっきりしている不安と

漠然とした不安、つまり『何がわからないかわからないし、なんか点数上がらないんだよな』という不安です。

 

具体的な不安は自分の現在地を正しく見られている状態で、受験に真剣に向き合っている証拠になります

その対策には不安部分がそのまま作業内容になります。関数が不安なら問題文の読み方を一度丁寧に確認する。英作文が不安なら基本例文を短い時間で繰り返して手を慣らす。理科のミスが同じところに集中するなら例題を一度ノートに写して整理する。こうした作業を積み上げることで不安は「解決できる課題」に変わっていきます。

 

しかし漠然とした不安、「何が不安なのかわからない不安」はとても危険です。机には向かっていても集中が続かず、ページをめくっているだけで進まない。勉強しているようでしていない状態に陥り時間だけが過ぎていきます。この漠然とした不安はやっかいで、放っておいても自然には減りません。

この状態を抜け出すためには、不安を曖昧なまま持たないことが大切です。

 

その対処法としては

①最初に科目名を紙に書き、各科目で困っている点を整理します。

もしそれも難しかったら過去の北辰テストで赤の×がついている問題の単元をリストアップします。(赤の×印はあなたの第一志望校合格のために落としてはいけない問題を表しています)

②次に短い範囲で構わないのでテストを解きます。テキストに付属している小テストでも大丈夫です。

③そうするとどこで手が止まるのか、どんな種類のミスが出るのかがわかり、自分の位置が見えてきます。そして最後に!その結果を言葉にして相談します。言語化することで勘違いや思い込みがほぐれ必要な対策がはっきりします。

 

■ 不安はゼロにする必要はありません

 

不安は受験勉強にとって悪いものではありません。大きな不安を一つの塊で抱えると動きにくくなりますが、小さく分ければ扱いやすくなります。英語が不安なら単語や文法や長文に分ける、数学が不安なら計算や関数や図形に分ける、理科が不安なら化学や物理に分ける。こうして分解すると今日やるべきことが自然と見えてきます。

 

分解した課題を一つずつ処理することで、不安は少しずつ薄くなります。勉強は点数が急に上がる瞬間よりも、こうした小さな改善の積み重ねが大切です。今日の勉強が明日の不安を減らし、来週の自信につながります。

 

■ 今日の不安を今日のうちに小さくしましょう

 

受験直前の時期はどうしても気持ちが落ち着きにくくなります。模試の点数に揺れたり、やっているのに不安が消えなかったりします。それでも不安を具体的な形に変え始めた瞬間から勉強は前に進みます。問題を一つ解けるたびに自分の足場が固まっていく感覚が生まれます。

 

不安は敵ではありません。方向を示すサインです。

大切なのは、不安を曖昧なまま置いておかず、手で触れられる大きさに分けることです。

今日の不安を今日のうちに小さくし、次の一歩につなげていきましょう。