勉強しているのに成績が上がらない子は『どこで』つまずくのか?
「勉強しているのに成績が上がらない子は『どこで』つまずくのか?」
というのが今週のお話です。
12月に入り夜の気温が0℃近くまで下がる日も増えてきました。
朝早く外に出ると手がかじかみ、白い息がゆっくり空に消えていく。
そんな季節になると、「公立高校入試まであと何日」という数字が急に現実味を帯びてきます。朝早く…と言っても私は仕事帰りですが。
今日で公立高校入試まで残り79日。三桁だったカウントダウンが二桁に入り、90日、80日と受験生も保護者も静かな緊張を意識してらっしゃると存じます。
昨夜は青森で震度6強の大きな地震がありました。
遠く離れた埼玉でも不気味に長い揺れを感じ、不安になったご家庭もあるかもしれません。
こうした予期せぬ出来事は勉強への集中を乱すだけでなく、心の揺れによって学習ペースにも影響します。この 気持ちの乱れへの耐性 も、成績が伸びる子と伸び悩む子を分けるポイントのひとつです。
ただ、今日のテーマはもっと根本的な部分にあります。
多くの生徒が抱えている悩み。
それは「勉強しているのに、成績が上がらない」という、努力と結果の不一致です。
机に向かっている時間はある。
ワークを何周もやっている子もいる。
提出物だってきちんと出している。
それでも点数が伸びない。
これは今の季節になると特に増える相談で、塾の指導現場でも頻繁に耳にします。
では、その原因は何か。
「やる気が足りないから」
「集中力がないから」
こういった説明は一見もっともらしく聞こえますが、実際の現場では当てはまらないケースがほとんどです。
成績が伸び悩んでいる子をよく観察すると、むしろまじめに努力している子ほど伸び悩みやすいという現象すら起きています。
では、彼らはいったいどこでつまずくのか。
結論から言うと、
多くの子どもが抱えている問題は 「学習構造のズレ」 です。
本人が怠けているわけでも、理解力が極端に低いわけでもありません。
勉強の順番、復習のタイミング、理解の深さの階層など、学習の土台にほんの少しの歪みがある。
そして、その歪みは自分では気づきようがない。
たとえば
・基本の理解ができていないのに、演習ばかり進めてしまう
・解法を丸暗記した結果、使う場面が理解できていない
・復習のタイミングが遅く、忘れきってから繰り返している
・問題を読む時に問題文の内容の整理が欠けている
・勉強の優先順位が間違っている
カラフルになってしまいましたが、こういったほんの少しのズレが積み重なると頑張っているのに結果に結びつかない。
これが「努力しているのに成績が上がらない」最大の理由 です。
ただ量をこなすだけでは伸びません。
ズレを直して、成果の出る学習構造に組み替えることが一番の鍵 になります。
この「見えにくいズレ」の正体を、
・理解
・記憶
・思考
・問題解決
という4つの観点から金曜日の記事でさらに掘り下げます。
どれだけ勉強しても伸びなかった子が、なぜ急に点数が上がり始めるのか。
その理由も詳しく解説していきます。
ぜひご覧ください。