机に向かうクリスマスイブ
今日は終業式だった。
朝から「今日で学校は一区切りだ」という空気が、少しだけ漂っていた気がする。
通知表を受け取り、いつもより少し軽い足取りで下校した生徒も多かっただろう。
そんな今日は冬期講習の初日だ。さらに言えば12月24日。クリスマスイブである。
世の中は年末の雰囲気とイベント感で満ちている。街にはイルミネーションが灯り、ケーキやチキンの広告が目につく。
そんな中で、塾に来て、机に向かい、問題集を開く。
これは決して「楽しい選択」ではないかもしれない。
それでも、今日ここに来たという事実は、とても重い意味を持っている。
普段の授業では流れてしまうところ。
分かったふりをして進んでしまった単元。
テスト前に慌てて暗記して結局よく分からなかった内容。
そうしたものが、冬には一気に表に出てくる。
正直に言えば楽ではない。
「できない」がはっきり見える時期だからだ。
できなかった問題に何度も戻る。
同じミスを繰り返して落ち込む。
すると覚えていない自分に気づく。
でも、それは成長の入口でもある。
分からないことに気づけるのは進んでいる証拠だ。
分からないままにしてしまうことが一番後で響く。
受験生にとって、この冬は特別だ。
残された時間がはっきり見える分焦りも不安も大きくなる。
それでも、ここで踏ん張れるかどうかが、その先を分ける。
受験でない生徒にとってもこの冬は重要だ。
「次は自分の番だ」という意識を持てるか。
積み重ねは、来年になって必ず効いてくる。
今日は始まりの日だ。
一杯考えて、一杯手を動かそう。
この冬を無駄にしないでほしい。
今日の一歩は決して小さくない。
続けることで、確かな力になる。
頑張れ。
この冬を越えた先で、今日の自分に感謝する日がきっと来る。