湯気の向こうで日数が動き出す

2026/01/05 ブログ

新年最初の授業、冬期講習の後半初日。


教室に生徒が来る前、少しだけ時間を取って抹茶を点てました。

今日の一服は松江の銘菓「若草」とともに。茶は午年に合わせて選んだ「駒昔」。
派手さはないけれど芯のある味で、静かに身体に染みていくお茶です。
このお茶は授業が始まる前に気持ちを落ち着かせ、頭を整えるための小さな儀式のようなものです。
湯の音、茶筅の感触、立ち上る湯気。
それだけで自然と「今日やるべきこと」に意識が向いていきます。

 

さて、受験までの残り日数を改めて書いておきます。
私立高校受験まで、残り16日。
大学受験までは、残り11日。

 

どちらも『もうすぐ目先のこと』という事実があります。とはいえ決して焦らせるために書いているわけではなく、「すぐ目の前にあるもの」になったということを意識してほしいのです。

この時期になると「もう遅いのではないか」「今さら何をやっても」という言葉が頭をよぎる人もいます。しかし、ここで大事なのは、残り日数の多さや少なさではありません。
 今できることを、どれだけ丁寧にやれるか それだけです。

 

過去を悔やんでも未来を不安がっても点数は上がりません。
点数が動くのは、今日やった一問、今日確認した一語、今日解き直した一題、その積み重ねだけです。知らないことを増やすより、知っているはずのことを「確実にする」。
その方が結果につながります。

 

またこの時期は、精神論が語られがちです。「気合」や「根性」といった言葉が無意味だとは言いません。しかし 本当に大切なのは日々の行動を淡々と続けること です。

調子が良い日もあればうまくいかない日もある。一喜一憂せずにやるべきことをやる
それが受験というものです。

 

 「ここをどう生きるか」 

この数週間の過ごし方は結果だけでなく、その後の自分の姿勢にも影響します。逃げずに向き合った経験は必ずどこかで自分を支えます。
逆に「まあいいか」と流してしまった時間は後になって静かに響いてきます。

だからこそ今できることをしっかりと。
今日の一日を丁寧に使う。それ以上でもそれ以下でもありません。

教室ではいつも通り淡々と授業を進めます。ただ、必要なことを必要な分だけ確実に

抹茶の苦味が、最後にほんのり甘さを残すように。
この受験の前の時間も後になって「やってよかった」と思えるものになるはずです。

五年後か、十年後か、きっと気づきます。それを2026年新年一回目のブログとしてここに記しておきます。
 残り日数は少ない。
 だからこそ、雑にならず、誤魔化さず、今日を生きましょう。